中川菜々(優木せつ菜)を紐解きたい〜スクールアイドル編〜

星空凛ちゃんもジメジメとした気候に嫌気が差すような時期になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。私はエアコンの除湿無しでは夜眠ることもままなりません。

 

さて、今回はタイトルにもあるように中川菜々(芸名:優木せつ菜)を紐解いていこうと思います。

私の解釈・主張を垂れ流すのではなく、本ブログを読んだ人がより中川菜々に詳しくなれることを目指しています。多少解説成分が強くなると思います。そこから各々の解釈を深めていけばいいと思いますが、前提としての理解を助けるブログになれば幸いです。

 

 

 

というのは建前でちょいちょい主張を挟みますし、このブログの存在理由は私自身の解釈を深めることにあります。

「ここおかしくね?」と感じたら連絡ください。解釈は殴り合うことで強く深くなります。

 

目次

 

はじめに

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まず優木せつ菜という人物について軽く説明します。

最初に言っておきたいのが、「優木せつ菜」という名前は芸名であるということです。本名は「中川菜々」。ややこしいですが、「優木せつ菜」は中川菜々にとってのもう一つの人格に過ぎません。

 

次に彼女のプロフィール・理念について説明します。

といっても文で説明するのはアレなので公式サイトの画像見てください。


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彼女の活動の原動力は「大好きを世界中に溢れさせること」

つまり、誰もが自分の「大好き」を邪魔されない世界をつくることにあります。

 

よく意味がわかりません。抽象的過ぎますが、理念というのはこのくらいぼんやりしてるのがちょうど良いのでしょうか。

 

彼女は、現実の世界は自分の大好きを表に出すことが難しい世界だと考えています。しかし、スクールアイドルの世界は誰もが大好きを声高に叫ぶことができる。だから、自分の活動を通してスクールアイドルの魅力を色んな人に伝え、この世界に引きずり込みたいということでしょうか。

 

以降、そんな中川菜々を①スクールアイドルとしての優木せつ菜 ②生徒会長としての中川菜々 の二つの観点から紐解きたいと思います。 

 

 

①スクールアイドルとしての優木せつ菜

1.基本概要

前述の通り、優木せつ菜という名前は中川菜々がスクールアイドルをするための芸名です。

では、なぜ彼女はわざわざ芸名で活動しているのでしょうか。

端的に言うと、「親の目をごまかすため」です。

彼女の家庭は両親の教育が非常に厳しく、学業に専念させるためにアニメ・ゲーム・漫画等の娯楽が禁止されており、勿論スクールアイドルの活動なんてもってのほかでした。

しかし、彼女は高校生になったら絶対にスクールアイドルになりたいと考えていました。そこで生み出されたのが「優木せつ菜」という架空のスクールアイドルです。

 

2.優木せつ菜史

中川菜々は虹ヶ咲学園に進学し、中須かすみ/桜坂しずく/エマ・ヴェルデ/近江彼方と共に5人でスクールアイドル同好会を発足させました。

せつ菜は同好会を作る前から既にソロ活動で頭角を表しており、初期メンバーからは実力・人間性からリーダー的存在として扱われ、また同様に尊敬されており、彼女は同好会を引っ張る存在でした。

その情熱と行動力から中須かすみからは「可愛いダンプカー」と評され、情熱からか練習の中で軽い軋轢が生じることもありましたが、基本的には円満な人間関係が形成されていました。


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しかし、その関係は部活動発表会(初めてグループとしてステージに出る予定だった)の時に一旦終わりを迎えました。

5人の個性が強すぎるあまりステージでやりたいことが一致せず、結局発表会に出ることができなくなり、それがきっかけとなって次第にメンバーが顔を出さなくなり、同好会は空中分解しました(実際はそこまで深刻な問題ではなかった)。


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せつ菜はこの出来事について、自分の責任を強く感じていました。「周りを見ずに、自分の大好きを仲間に押し付け過ぎた」と。

これに関しては後述の②生徒会長としての中川菜々 で掘り下げたいと思います。

 

その後「あなた」と中須かすみの尽力により、同好会は新たに上原歩夢、宮下愛、天王寺璃奈、朝香果林の4人を加えて9人で再始動することになり、前回の反省により個性を活かすためにソロ活動を主軸とすることになります。

 

その後なんやかんやあり、せつ菜たち同好会メンバーは1stソロライブを行うことになりました。

せつ菜は「仲間と出会った見つけた新しい"優木せつ菜"をファンに見せたい」と意気込み、居残り練習をして誰よりも気合いを入れていました。

 

しかし、ライブ本番当日。約束の時間に優木せつ菜の姿はありませんでした。

 

幸い、間に合うか否かのギリギリのタイミングでせつ菜が到着し、何とか無事に1stライブを終えることができました。

せつ菜が遅刻した理由。それは「親との喧嘩」だったのです。

 

1stライブが行われる前に三船栞子(後述)との争いに敗れた中川菜々は、生徒会長の座を失ってしまいました。(②にて掘り下げ)

生徒会長でなくなった彼女は、外出したり遅くまで学校に残る口実が無くなり、スクールアイドルの活動を誤魔化せなくなった(後述)ので、親に生徒会長を降ろされたことを報告する際に、正直に自身のスクールアイドル活動についても明かしました。話し合いで認めてもらおうとしたのです。

しかし、現実はそんなに甘くありませんでした。親の猛反発を受けます。

1stライブ当日の朝も、「優木せつ菜」になろうとする中川菜々と親の間で口論が巻き起こり、強引に外出した結果、開演ギリギリの到着となったのです。

 

その後、1stライブは無事に成功したものの、菜々と親の関係は悪化の一途を辿ります。

何度も何度も話し合いを重ねましたが、菜々の言葉は親に届かず、「スクールアイドルなんてやってるから生徒会長を降ろされたんだ」といった言葉が彼女の堪忍袋の尾を切り裂き、「私にも譲れないものがある」と家出を決行しました。「何度話し合いをすればいい?」と話し合いを放棄する結果となったのです。

 

家出の結果、エマやかすみの家などを転々とする生活をしている菜々でしたが、「あなた」の家に泊まった際に「あなた」によって問題の核心に迫る指摘を受けます。


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菜々は、あくまで論理的な説明で親を説得しようとしていました。これまでそういう環境で育ってきたからです。

 

前に軽く触れましたが、菜々の家庭では彼女が大好きなアニメやゲームが禁止されていました。

「大好きを世界中に溢れさせる」ことを目標とするスクールアイドル「優木せつ菜」自身に、自分の「大好き」を堂々と大好きだと言える環境が無かったのです。

だからこそ、そんな境遇にいる人の気持ちが痛いくらい分かるからこそ、彼女はそんな人たちに手を差し伸べようとしたのでしょう。

 

しかし、ここに問題の本質があります。

ある誰かが優木せつ菜によって「大好き」を言える環境を与えられ、救われたとしても、「中川菜々」は誰が救えばいいのでしょうか?

優木せつ菜は、中川菜々を見殺しにしていました。親に「大好き」を伝えたことがなかったのです。

「自分自身が"大好き"を言えないのに、どうして他人に"大好き"を教えられるのか」

このような矛盾を抱えていた菜々を「あなた」は見抜き、直接感情を伝えるように提案するのでした。

「あなた」の言葉を受けて考えを180度変えた菜々。今まで逃げていた「親に愛情・情熱を真っ直ぐに伝える」ことを決意し、2ndソロライブで私のステージを直接見て欲しいと伝え、家出をやめて親の元へ帰りました。

 

そして、迎えた2ndソロライブ。菜々の心配とは裏腹に、親もライブを観に来てくれました。

そして、このライブが描かれる絆エピソードをクリアすると、ゲーム内で優木せつ菜の2nd single「MELODY」が解禁されます。

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この曲はこの絆エピソードが出る前から公開されており、歌詞の意味や歌詞中の「あなた」などの言葉の対象について侃侃諤諤とした議論が行われていました。


誰よりも味方でいてほしいあなたへ
心の奥まで届きますように
今日も信じて歌うよ!

「なんで私のことわかってくれないんだろう?」
言葉にして初めて分かり合える

 

しかし、絆エピソードの内容、MELODY解禁のタイミングから、「MELODYは優木せつ菜が親に向けて、自分の決意を歌った歌」であると解するのが相当であるというのが現在では主流な学説となっています。

MELODYという曲は絆エピソードを読む前後で印象が大きく変わる曲ですが、絆エピソードを読んだ後に改めて歌詞を眺めると、せつ菜の苦悩からの脱却、決意の表れが読み取れます。

 

余談だけど、優木せつ菜のシングル曲のタイトルが「CHASE!」「MELODY」と2曲とも大文字のローマ字なのがかなり解釈一致で、彼女のパッションが感じられて好き(大文字は叫んでいるという意味があるので)

 

かくして、親に直接自分の「大好き」をぶつけた菜々。

まっすぐな想いは、彼女の親を動かしました。

そこには、ノリノリでステージ上の優木せつ菜を応援する親の姿があったのです。

ステージ上のせつ菜が見せる輝く笑顔は、それまで親が家で一度も見たことがない表情でした。

菜々が絶対に譲れない、守りたいものが伝わったのです。

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ライブ終了後、すぐに菜々へ親からメールが届きます。

それは、菜々のスクールアイドルを認める、つまり、彼女の大好きを認めるという内容でした。

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この親のメールを読む時の菜々の声が涙で震えていて、思わずこちらまで揺さぶられてしまいました。見たことない人は必ず見てください。

 

 

こうして自分の抱える矛盾を乗り越え、親に自分の大好きを伝えることができた中川菜々。

彼女の顔からは一切の曇りが無くなり、自分の想いを込めた歌をどこまでも届けていこうと決意するのでした。

 

と、ここまでが現時点でわかっている、優木せつ菜のスクールアイドル史です。

次に、優木せつ菜の「スクールアイドル論」を考えていきます。

 

3.スクールアイドル論

誰よりもスクールアイドルへの想いが強い優木せつ菜。1stライブ直前に居残り練習をしていた際に、実力も完成度も十分なのになぜまだ練習するの?という朝香果林からの問いにこのように答えました。

 

「私は自分で着地点を決めずに、"優木せつ菜"というスクールアイドルとギリギリまで向き合いたい。もっとレベルの高い新しい自分になりたい」

 

これは面白い点がいくつかあると思いました。

なかでも「優木せつ菜というスクールアイドル」という発言は、彼女が優木せつ菜を「スクールアイドルとしてのもう一つの自分の人格」として捉えていることがわかります。

中川菜々は非常に器用な人物であり、「スクールアイドルとしての自分」「生徒会長としての自分」の人格を口調・雰囲気も変えて完璧に使い分けています。

このことは「中川菜々」を紐解く上でかなり重要な要素になると思うのでまた後日詳しくブログを書きます。

 

すこし脱線しましたが、自分で限界を決めず、常に全盛期であることを追い求めているのが優木せつ菜、なんですよねぇ。(ニチャア

 

 

4.「優木せつ菜」の存在意義について

前述の通り、見事親の理解を勝ち取った中川菜々でしたが、元々「優木せつ菜」という存在は「親に隠れてスクールアイドルをする」ために生み出された存在でした。

ですが晴れて親公認となった後、「優木せつ菜」のアイデンティティはどうなってしまうのでしょうか?

中川菜々が優木せつ菜である必要性はもはや無くなりました。

1stライブ前、彼女はこんなことを言っていました。

 

「私が本当の私で居られるのは、スクールアイドルをしているとき(=優木せつ菜時)だけ」

 

これは、中川菜々の状態では自分の大好きが否定されていたが、優木せつ菜の状態では堂々と大好きを叫べるという状況からの発言だと思いますが、2ndライブ後、中川菜々の状態でも大好きを叫べるようになり、中川菜々も本当の私と言っていいのではないでしょうか。

 

「優木せつ菜」を利用する必要性が無くなった今、彼女が優木せつ菜であることの意義が問われるようになりました(公式は何もここらへんに言及してないけど、されてしかるべきだろ)。

「中川菜々」としてスクールアイドル活動をしてもいいわけです。

しかし、2ndライブ後も彼女は「優木せつ菜」としてスクールアイドルをしています。

彼女は、「優木せつ菜」という人格に一体どんな意味を見出しているのでしょうか。

ここら辺の考察は今後の課題なのですが、公式からの供給が一切ないため、この場では問題提起で留めておきます。

 

おわりに

本来ならこのブログで①スクールアイドルとしての優木せつ菜 ②生徒会長としての中川菜々 の両方について言及するつもりでしたが、想像以上に①が長くなったので一旦ここで終わって次の記事へ移りたいと思います。

本ブログ作成にあたって改めてスクスタのストーリーを読み返したのですが、新たな発見もあってとても有意義なものとなりました。

この記事が少しでも、これを見た人の中川菜々の理解の手助けとなれば幸いです。

 

 

 

嘘です自分の理解が深まったことで既に満足してるので別にどうでもいいです

 

ここまで読んでくれてありがとうございました!!!!!!!!!!!(cv.優木せつ菜)

【ss】A song for You! You? You!!

「その話をするためには、まず高坂穂乃果という人物について触れる必要があります。」

 

ーーというと?


「はい。"諦めなければどんな夢だって叶えられる"というのが、穂乃果の口癖であり行動理念でもあるのですが、それはそのままμ'sの信念にもなっています。」


「『口で言うのは簡単だ』と思う人もきっと多いと思います。特に、大人の皆さんに。ですが、"諦めなければ夢は叶う"という考えの根底にあり、それを支えているのは、不断の努力なのです。」


「夢が生まれ、それを必ず叶えたいと思ったとき、それ以外のどんなものも後回しにし、ただそれだけにひたすら打ち込む。自分の全ての熱情をそれに注ぎ、どんな努力も惜しまない。"諦めなければ夢は叶う"ということの本質は、"夢が叶うまで諦めない"ということなんです。」


ーー穂乃果さんがその実践者であると。


「はい。穂乃果は廃校を阻止するために、スクールアイドルを始めると決めたその瞬間から、たった1人でも、その目標に向かって全力で走りだしました。その圧倒的な熱量に私たちは触発されて、一緒にその道を駆け抜けることを決めたのです。」


「そして、私たちの持ち得る力を全て使い、私たちの全てを夢に費やした結果、廃校の阻止という夢を叶え、ラブライブ!優勝という奇跡を起こしたのです。」


「私が問いかけたいのは、『綺麗事だ』と一蹴する人は、本当に全てを費やして全力で努力をし続けたのか、ということなのです。」


ーーそれが、『諦めない限り 奇跡は何度でも起こるんだ 君にはもう伝わってるね』に込められたメッセージである、と。


「少し付け加えると、説教したいのではなくて、"奇跡は何度でも起こる"ということは夢物語ではないということを皆さんに伝えたいのです。」


「そもそものスタートラインに立ててない人に、恐れず一歩を踏み出して欲しい。そして、私たちがその一歩の後押しをしたい。私たちの姿を見て、自分たちも出来るのだと勇気を持って欲しい。これが私が伝えたいメッセージです。」


ーーよくしゃべりますね。

 

推しが結婚するということ。

皆さんには"推し"という存在はいますか。他のどんな事物にも優先する、最愛の人はいますか。
ぼくには三森すずこ(本名 黒川鈴子)さんという推しがいます。

 

 


突然ですが、皆さんの推しは結婚していますか。


三森すずこさんは昨年、プロレスラーのオカダカズチカさんとの入籍を発表しました。

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元々二人の交際は2018年から周知されていたこと、相手がオカダカズチカさんであること、これらのことからファンのぼくにとってもとても嬉しい出来事でした。


とても嬉しいことでした。


ですが、その一報を受けたとき、ぼくの全身の細胞が鳴動し、血潮がふつふつと沸き立ち、後頭部を鈍器で強打されたような、そんな強い衝撃に襲われました。


「推しの結婚にショックを受ける」とはこのことなのだと、初めて分かったのです。


なぜ、嬉しい出来事に、ぼくはショックを受けたのでしょうか。


それは「今まで心酔していた偶像が破壊されたから」だと思います。


ぼくは三森すずこさんのファンでした。彼女は声優・歌手・舞台女優と多岐に渡った活躍をしていました。画面越しに見る"アーティスト三森すずこ"の魅力に取り憑かれ、応援をしていました。

 

「女性声優は偶像である」という考えは現在の学会でも主流なものとなりましたが、まさにぼくは三森すずこという偶像を信仰していました。彼女がこの世に存在する、自分と同じ人間だという意識は希薄なものとなっていたのです。


ですが、「結婚」という出来事が、その偶像をいとも簡単に破壊しました。それは三森すずこさんの出来事ではなく、"黒川鈴子"さんの出来事であったからです。
つまりこのことは、三森すずこさんは自分とは住む世界の違う、崇拝すべき偶像という存在ではなく、ぼくの周りを取り巻く存在と何ら変わらない、私生活を持つ一人の人間であるということを強烈に印象付けました。

 

夢の国に住むミッキーマウスが、その着ぐるみを脱ぎ去り、中の人が顔を出したのです。

"アーティスト三森すずこ"の鎧が脱がされたのです。

 

そしてそれはぼくにとって初めて"黒川鈴子"さんと向き合う出来事でした。
今まで崇拝していた対象が突然消えて、全く同じ見た目の一般人が現れたのですから、その落差に打ち付けられて強い衝撃を受けるのは当然ではないでしょうか。

推しが結婚するということは、一人の人間として推しを再認識し、向き合わなければならないということです。

これが当時のぼくにはむつかしく、気の沈んだ日が2〜3日続きました。

 

 

なんか続きの文章書くのめんどくさくなった

テキトーに終わらそ

 

三森すずこさん、結婚おめでとうございます。

追体験オタクのお気持ち〜じょうずにできたね!〜

皆さんこんばんは。トナカイの足音がほんのりと聞こえてきそうで凛ちゃんもそわそわする季節となりましたがいかがお過ごしでしょうか。

 

私事で大変恐縮なのですが、先日結婚致しました。嘘です。先日q'sのワンマンライブが無事終わりました。無事なのかは知りませんが。それでも、文化祭ライブ中止の危機からの脱出に失敗した私達の活動がやっとやっとやっと一区切り付いたのでホッと一息安堵しています。嘘です。特に実感はありません。

 

私が所属しているq'sというコピーユニットは「追体験」ということをテーマに活動していました。嘘です。割と最近知りました。びっくりですね。

明確なテーマを掲げていたのでは無く、後から着いてきた感じがします。「推しの動きを再現(追体験)することで解釈・理解を深める」という理念はびっくりするほど当てはまっていて、今までを振り返ってみても「確かにせやなぁ(小並感)」という感じですね。これはマジです。

普段の練習に限らず、練習後のメンバーとの飯、広報活動、およそμ'sがやってきたであろう活動を追体験できて本当に良かったと思いますね。かなり貴重な経験が出来たと思います。

 

これは私の持論なのですが「何かをしている人達の凄さは、その人達と同じことをしないと分かり得ない」というのがあって、この意味でも自分たちで練習する中でμ'sの凄さを改めて実感することができました。今までライブ鑑賞してるときは「かわいいー」くらいしか思ってなかったんですけど、いざ同じことをし始めたら見る観点が全く変わりました。彼女達はバケモンです。これもマジです。

 

 

自分がコピユニを始めたのは今年の6月からで、某っつんさんからTwitterで「みりんくんダンス興味ない?ワラ」と勧誘を受けたことがキッカケでした。めちゃくちゃ怪しいですね。コスプレダンスというのが全く未知の領域で悩みに悩んだんですが、足を踏み出して良かったと思いますね。これもマジです。

 

当初は某ぬつんさんから「普通にダンス下手な人だと思ってた笑笑」等の心のない言葉を受けるほどダンス未経験者の自分が、ライブを見てくれた人たちの「マジで凛ちゃんだった」という心温まる言葉を受けるほど成長したの凄いですよね。マジで天才ですね。嘘です。ごめんなさい。

 

見てますか?おぬつんさん???イェーイ

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q'sに肖像権はありません。怖いですね。

 

 

これは突然のイキリなのですが、三森すずこさんがパーソナリティを務めるラジオ「ゆうがたパラダイス」にて三森すずこさんから女の子らしい仕草の直々のアドバイス貰いました。

https://twitter.com/majirinchan_ll/status/1208744908598566914?s=21

天才ですね。

 

そろそろ書きたいことも無くなったので締めますが、全オタク振りコピやろうね。楽しいよ

 

それでは最後の言葉となりますが、

三森すずこさん、結婚おめでとうございます。

【ss】星空凛「元祖長浜家?」

凛たちは今、福岡で行われるスクールアイドルだけのフェス“Kyushu Festival”—略してきゅーふぇす—に参加するために九州に向かっています!

近頃はスクールアイドルの数も増えてきて、東京だけじゃなくってあちこちできゅーふぇすみたいなイベントが開催されてるんだ!

九州は凛もあまり行ったことがなくって——そもそも行ったことがあるかすら怪しいんだけど——最初は参加するかみんな迷ってたんだけど、「でもやっぱり参加したい!だって楽しそうじゃん!」って穂乃果ちゃんの一言で参加が決まったんだ♪

うーん、とっても楽しみ!はやく着かないかにゃ〜♪

 

 

 

 

 

 

それから色んな事があって、凛は元祖長浜家って名前のラーメン屋さんに行った。理由?うーん。今考えるとなんであの店に引き寄せられたのか、凛にもよくわかんないにゃ。

でも、あの時は無性に「行きたい!」って思ったんだよね。疲れてたからかな?それとも何か不思議な力が?

 


うーん。スピリチュアルだにゃ。

 


まぁともかく、凛は元祖長浜家の門をくぐった。

福岡といえば豚骨ラーメンだよね〜♪なんて思いながらメニューを見てみたら「ラーメン」としか書いてなかったからビックリしたにゃ。東京じゃあまり見かけないからね。

 


中には長靴を履いたガタイの良いお兄さんたちが何人かいて、凛も注文を聞かれたから周りの人が「ベタナマ!」って頼んでるのを真似して「ベタナマで!」って頼んだ。

 


これが失敗だったのだろうか。はたまた成功のうちなのだろうか。真相は未だ闇の中である。

 


ラーメンがきた。はやい。シンプルな見た目のラーメンだ。さっそくお手並み拝見といこう。

 

 

 

ずるっ。ずるるっっ。

 


うーん…?

 


ずるるるっっっ。

 


あれっ…?味がしない……?

 


おかしいな。福岡の豚骨といえばコッテリギトギトをイメージしてゐたのだが。凛が相対しているのは本当に豚骨ラーメンなのだらうか。

 


麺を噛む。シャキシャキとする。

 


シャキシャキ…?知らない子にゃ。

 


スープを飲む。その店を味わうには、頭を上から使うような感覚で、ゆっくりと舌のうえでテイスティングするっていうのが通の嗜みだにゃ。

元祖長浜家は……薄味の美味しい油——油としては、という相対的な“美味しい”、だが——。これは何の出汁を使っているのだろうか。凛には不可解である。

 


卓上にあるヤカンからお茶を注ぐ。生暖かい。冷たいと思っていたから思わず身体がビックリした。

 


もしかしたら、凛は未知なる恐ろしい世界へ足を踏み込んでいるのかもしれないにゃ。

これは、豚骨ラーメンではなく、全く新しい“何か”なのだろうか。

かれこれ私もラーメン好きとして日々ラーメンと闘い、喰らい、糧としてきたが、ここまで形容しがたいものは初めてである。

 


これが、FUKUOKA——。豚骨ラーメンの聖地、か。

秋葉原のキラキラ女子高生が門をくぐるには、鍛錬が全く足りなかったようだ。

 

 

 

フフッ、久しぶりの超えられない壁、か。

実に面白い。だが、私は諦めるということをしない。

 


壁は倒せるものなんだにゃっ!!

【ss】凛がμ'sに入った理由。

「それにしても___なんで凛ちゃんってμ'sに入ったの?」

ズルズルズル〜っと音を立てて。凛は気持ちよくラーメンを食べていたのに。

真姫ちゃんがイキナリそんなこと言うからブハーって噴き出しちゃったニャ。

コホッコホッ、うーん、喉が痛い。

「ご、ゴメン、そんな驚かせるつもりじゃなかったんだけど」

真姫ちゃんが慌てて立ち上がる。

「凛ちゃん、どうしたの、大丈夫!?」

花陽ちゃんもびっくりして凛の背中をさすってくれた。

「ケホケホッ。ご、ごめん、もう大丈夫ニャ。」

凛はまだ咳をしながら、涙目でなんとかそう答えた。

二人は心配そうにしてたけど、凛が落ち着いてからまた一緒にラーメンを食べ始めたよ。

μ'sの練習帰りに3人でラーメンを食べに行くのが、最近の凛のお気に入りなんだ!

「またラーメン?」って渋ってた真姫ちゃんも、今はすっかりハマってるみたい!

ふふっ♪ラーメン教なんてものがあったら、凛は敏腕宣教師になっちゃうかもね?

なーんて。楽しくそんなことを考えていたら。

さっきのこと、ふと思い出しちゃった。

急にドギマギしちゃって。あんなにむせちゃって。

その理由は___。

“なんで凛ちゃんってμ'sに入ったの?”

この一言にあるって、二人とも___やっぱり気付いちゃったかな?

凛の唯一の弱み。

みんなには言えない、後ろめたい凛の参加理由。

なんで凛はμ'sに参加したのか___。

その秘密は、凛の中学生時代にあったのです。

 

 

 

凛がまだ高校生になる前。凛とかよちんは地元公立の音中(音ノ木坂中学校)に通ってたんだ。

そのころ凛は陸上部に入ってた。昔から走ったり身体を動かすのが大好きだったから、そんな凛にとってピッタリの部活動だったんだ。

まぁ___弱小部活だったんだけどね。音中は人数が少なくて、統廃合の噂が囁かれてたくらいだから仕方ないんだけどね。

それでも___自分で言うのも変だけど___凛が入ってからそこそこ強くなったんだよ?

けっこうあちこちの大会で結果を出し始めていて、そのおかげで陸上部は次第に注目され始めたんだ。

そして___期待もされ始めていた。陸上部が活躍すれば、音中に入学したいっていう人も増えるんじゃないかって。

凛はそんなこと考えながら走ってたわけじゃないんだけど、自然とそんな目で見られていた。

だからちょっと。走りにくいなーって。

陸上競技は、相手と競い合い、明確に順位付けがされる厳しいスポーツ。

でもね、こう見えて凛って平和主義者だったんだよ?

勝ちたい!と思って走ったことはあまりなくて、楽しく気持ちよく走れればそれでいいって考えてた。

一番になるのが好きって思われることもあるけど、実は全然そんなことないんだ。

凛は走るのが大好き。

グングンと風を切って大空の下を駆け抜けると、まるで鳥さんになったみたいでとーっても気持ちいいんだ!

そう、楽しいから。気持ちいいから。凛が一位になるのは結果であって目的ではなかった。

イヤミに聞こえちゃうかもしれないけど、でもこれが本当の凛なんだ。

でも、そんな平和主義者の凛が負けてわんわん泣いちゃったことがあった。

そんなの凛にも初めてのことで、どうしていいかわからなくて大泣きしちゃった。

今でも鮮明に覚えてる。

あの日のこと。

それは、中学三年ももうすぐ終わりの、秋の陸上大会の日のこと_____。

 

 

 

 


季節は秋になって、木々が寒そうにしていた頃。音中には卒業ムードが漂っていて、何となく寂しい感じがしていた。

凛が入っていた陸上部も、秋の陸上大会で引退。そんなわけで、そのときのみんなはけっこう気合入ってた。

“絶対優勝!”“有終の美を飾ろう!”

そんな言葉が飛び交ってて、凛もせいいっぱい走ろ〜♪なんて考えてた。

凛が出場するのは短距離の100メートル走と200メートル走、それに400メートルリレーのアンカー。

そのときは、いっぱい走れて嬉しい、気持ちよく走るニャ〜♪なんて考えていたんだけど。

今思えば、リレーの最終走者に選ばれた時から、なんだか少しだけ気が重たい気がしてた。

ううん、そんなことないって自分に言い聞かせても、やっぱりついてきちゃうんだよね。プレッシャーってやつが。

リレーを走るっていうことがどういうことなのか、本当は分かってるはずなのに凛は考えないようにしてた。

びゅんびゅんびゅんびゅん気持ち走ればそれでいいって____そんなわけにもいかないよね?

きっと陸上部のみんなは、いつも能天気な凛がびゅーんっとゴールテープを切って、いつも通り一位で帰ってくることを期待して凛をアンカーに推してくれたんだと思うニャ。

実際、凛もそうするつもりでいた。

あー、今思い出しても胸がチクってする。

絶対、そうするつもりだったのに____。

 

 

 

午前の部の個人種目が終わって、凛は100メートル、200メートル共に一位でゴールしてた。

その日はカラッとした秋晴れで絶好の走り日和!

朝集まった時から、仲間達と今日は晴れてよかったねなんて話して、天気も応援してくれてるのかニャ?なんて呑気に考えてた。

もちろん結果はみんなそれぞれで、悔しくて泣いてる子もいれば、凛みたいに気持ちよく走り抜けていい汗かいたニャ〜!って清々しい顔をしてる子もいた。

でも、充実した良い大会だったと思う。

スタートラインに立つと、ピリッと静かな緊張感と高揚を感じて、あー、やっぱりこの雰囲気好きだなーって凛も思うくらい。

 


一つ嬉しかったのは、花陽ちゃんや仲良しの穂乃果ちゃん達(穂乃果ちゃん、海未ちゃん、ことりちゃん、絵里ちゃんとは小学校から同じでとっても仲良しなんだ!)が応援に来てくれたこと。

特にかよちんは、もうすぐ受検だっていうのに(凛もだけど)、凛ちゃん頑張って〜!って必死に手を振ってくれるもんだから、凛もついつい頰が緩んで、頑張るニャー!って大きな声で返したよ。

 


大会もいよいよ終盤になって。

いよいよ残りは400メートルリレーだけになり、凛たちはエンジンを組んで気合を入れていた。

「絶対一位!」「全力で走ろう!」

お互いが口々に言い合い、肩を組む。

「音中ガンバレー!」「凛ちゃんファイトー!」

友達の応援が、熱気となって凛の身体を包み込む。

よし。いける。大丈夫。いつも通り。

みんなからの大歓声はちょっぴり落ち着かなくて、スタートラインに立っても思わず手を振ったりしちゃったけど、それでも午前の部はそれで上手くいってたんだ。

 


でも、リレーのときになったら違っちゃった。

 


4人のメンバーがトラックに入ったときから、いつもと空気が違うなって少しだけ感じてた。

ピリリとした緊張感はいつも通りなんだけど、それに加えて、プレッシャー。

いつもみたいに自分のために走るんじゃなくて、仲間のために走るレース。

勝ちを目的としたレース。

そんなことを意識していたら、なんだか身体のなかに重いものが流れ込むような感じがして、凛はあわてて頰をパチンと叩いて気合を入れ直した。

それでも____目に入っちゃったんだよね。観客席に掲げられた“音中に有終の美を!”っていう文字が。

あぁ、凛たちとっても期待されてるんだ。

そのことが声援に乗って痛いほど伝わってくる。

とっくん。とっくん。

心臓の音が次第に大きなってくる。

とっくん。とっくん。

どっくん。どっくん。

あぁ、これヤバイやつだ。

こんなの、初めて。

絶対に勝たなきゃ。みんなの期待に答えなきゃ___。

そう思うたびにどんどん凛の身体に硬いものが流れ込んできたの。

気がつけば凛、いつも楽しく走ろうって決めてたのに、強張った顔でウェイティングゾーンに入ってた。

どうしよう_____凛、変だ。

今にも口から何か飛び出しそう。

そうして、気持ちを落ち着ける暇もなく。

すぐ目の前には必死に走る仲間の姿があって。

凛は二位でバトンを受け取って、ふわふわした気持ちのまま走り出した。

 

 

 

 


バトンを受け取った直後から、違和感を感じていた。

いつもより身体が重たい。思うように身体が動かない。

凛は、まるで鎖に繋がれて抜け出そうともがいてる獣さんみたいだった。

一位との差はあまりなくて、いつもの凛だったら絶対追い抜ける距離。

それなのに、追いつくどころかだんだんと距離を離されていく。

おかしい。こんなハズじゃない。

凛が。凛が追い抜いて勝たなきゃ。

だって、みんなが凛に期待してくれているから。

みんなが凛が一位になる瞬間を待ち望んでるから。

 


でもね。

 


それでもね。

 


そう思えば思うほど、凛のフォームは崩れていったよ。

 


水中の中を必死でもがくように。凛は走った。

こんなに一位の背中が遠いなんて、生まれて初めてだよ____。

 

 

 

結局、凛は二位でゴール。一位どころか三位にも僅かな差まで迫られていた。

試合後の凛は放心状態。

何も考えられない。

「惜しかったね!」「凛ちゃんお疲れ!」ってみんなが声をかけてくれたけど、凛は反応する余裕なんてなかった。

凛の____凛のせいで。

それだけしか頭になかったんだ。

 

 

 

表彰式のあと。凛はヘナヘナと膝をついて、おもちゃをねだる子供のように大声で泣いちゃった。

 


うわーん!うわーん!

 


凛、勝ちたかったんだよ。こんなにも勝ちたかったんだよ。

こんなの、生まれて初めてなんだよ。こんなに勝ちたいと思ったことなんて。今まで一度もなかった。

 


それなのに、凛にはその力がなかった。

 


そしてね。この時分かっちゃったんだ。

凛は平和主義者だーなんて言ってたけど、本当はそんなことはない。

 


自分の能力にあぐらをかいて、本当の勝負から逃げていただけなんだって。

 


勝ち負けなんて二の次だったし、実際負けてもそんなに落ち込むことはなかった。

でもね。それって、真剣になるのが怖かっただけだったんだ。自分の気持ちに。

 


そうやって、いつも自分の気持ちから逃げ続けていた。

そして、初めて本気で勝ちたいと思ったとたんに、全然ダメになっちゃった凛。

 


勝ちたかったよ。

負けたくなかったよ。

みんなの期待に答えたかったよ。

 


勝負がキライだなんて嘘だったんだ。

そう言って_____逃げ続けていただけだったんだ。真剣な気持ちから。

 


恥ずかしくて悔しくて、凛はまたうわあああああああん!って泣いた。

 


そして、こんな自分を変えたいって。

強く思ったんだ。

大事な人のために頑張る力が、凛は絶対に欲しい。

 


それが、凛がμ'sに入った理由。

って言ってもわからないか。くす♪

 

 

 

それから、凛と花陽ちゃんは一緒に音ノ木に進学した。

花陽ちゃんは昔からアイドルが大好きで、音ノ木のスクールアイドル“μ's”に興味があるみたいだったんだよね。だから、凛は「かよちん!絶対やった方がいいって!」って背中を押したんだ。

凛は、花陽ちゃんがとっても強いことを知っている。

好きなものに真剣に向き合い、辛いことから決して目を逸らさない強さ。

あれれ、こんな身近なところに凛のお師匠さんがいたんだね♪

 


そっと後押ししてあげると、かよちんは直ぐに決意したみたいだった。

このとき、凛はμ'sに入ろ〜なんてこれっぽっちも考えてなかったんだよね。

 


それでも、花陽ちゃんの付き添いで何度か練習を見学しているうちに、強く惹きつけられている自分に気がついたんだ。

なぜなら、そこには凛に足りない力を持ったメンバーがいたから。

穂乃果ちゃんや、真姫ちゃん。

本気で学校を救いたいと思い、本気でスクールアイドル活動に取り組むキラキラした姿がそこにはあったんだ。

自分のために必死になる気持ち。

真剣でせいいっぱいでギリギリで、いつも自分の目標のために全力勝負をしている人たち。

 


こんなこと言ったらにこちゃんに怒られそうだけどさ、凛ってばあまりアイドルに興味無かったんだよね。

でも、キラキラした輝きを放つみんなの姿を見たら____凛に足りないものはこれだっ!って思って。

 


真剣勝負の世界。

凛もその中に入りたいっていう気持ちがどんどん膨らんでいった。

真っ直ぐな気持ちを持って、仲間と全力で走って。全力の勝負をして。

そんなメンバーの姿に凛は惹かれたんだよ。

 


そうして気がついたら、凛はμ'sの一員になっていたんだ。

ふふっ、まるで甘い香りに引き寄せられた蜂さんみたいかニャ?

 


とまぁ、これが凛がμ'sに入った理由!

他のメンバーにはちょっぴり後ろめたい、凛の理由なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「凛ちゃん、本当に大丈夫?」

そう言って真姫ちゃんが凛の顔を覗き込む。

あれれ、ちょっと考え込みすぎたかニャ?

「うん!もう大丈夫ニャ!あっ、替え玉頼んでいい?」

もう〜なんて言いながら、真姫ちゃんがこっちを見てくる。

えへへ。凛、μ'sに入って良かったなって本当に思うな。

だってこんなに素敵な仲間たちと出会えたんだから♪

「かよちんも一緒にたーべよ♪」

 

 

 

 


凛は今、最高の仲間たちと、目標に向かって全力で突き進んでいます。

あの頃から少しでも成長しているといいな。

いや、絶対してるよね!

「ん〜〜っ!ゴフッゴフッ」

勢いよく麺をすすったら、また咳き込んじゃった♪

「ちょっと凛ちゃん____」

呆れた顔の真姫ちゃんをよそ目に、凛は勢いよく食べ終えて立ち上がる。

うーん、やっぱり練習あとのラーメンは格別ニャ!

そしてまた、明日がやってくる。

限られた中で、せいいっぱい輝こうとしている日々が。

凛はそんな日々を、一日一日抱きしめるような気持ちで大切に過ごしていきたいって思っています。

 


まだまだ私たちは夢の途中!

 


「さーて!明日も練習頑張るニャー!」

 


そう言って凛たちは、また明日に向かって駆け出すのでした。

8/21 μ's課外活動について

「μ's 課外活動」……これだ……3年間追い求めていたのはこれだ……。ということで、本日2019/08/21、数年ぶりにμ's課外活動が放送されました。そこで感じたことを綴ります。

↓目次↓

1.感想

2.New Singleについて

3.μ'sのこれからについて

 

 

1.感想

一言で言うと、「最高」でした。メンバーのわちゃわちゃ感、番組進行を一切気にしないカオス、もう何もかもが「大好きなμ's」の姿であり、またこの姿をリアルタイムで見届けることが出来て本当に嬉しかったです。2016〜2018年の3年間が報われたような感じがしました。

 

μ'sの在り方について、アニメやSidで共通して「楽しい」と言う表現が用いられていましたが、まさに生放送中のメンバーは「楽しいμ's」を体現していたと思います。私も終始満面のヲタクスマイルでメンバー同士の絡みを見ていました。いやもう、ぱいちゃん弄り大好きすぎて大好きです。本当に好き。今度は三森すずこさんのぱいちゃん弄りが見たいなぁ……。

 

μ's9人のファンミ(座談会)、待っています。

 

 

 

2.New  Singleについて

 

ありがとうございます!!!!!!!!!

今日の生放送で重大発表があると告知されていましたが、どうせスクスタのことだろうと思っていました。私はμ's9人のファンミ開催決定のお知らせがあったらいいなぁ…まぁないだろうけど(笑)みたいな感じでヘラっていたのですが、まさか新曲が発表されるとは……。

 

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アニメ劇中歌以外ではMスタ以来なのでは?(記憶が曖昧なので把握漏れがあるかもしれません)

 

とまぁここで物議を呼んでいる部分に触れます。それは

 

「final SingleであるMOMENT RINGを発表しているので新しいSingleを出すのは矛盾が生じるのではないか」

 

ということです。中々素直に喜べない人も少なくないみたいですね。

 

ここで、私の考えを述べます。

 

MOMENT RINGはナンバリングシングルとしてのfinalであり、μ'sの新曲がナンバリングシングルでないならば何ら問題ない」

 

MOMENT RINGが実質7thシングルだと考えると、μ'sの新曲が8thシングルという立ち位置になることはほとんどないと思います。

 

では、どういう立場になるのか。それは「スクスタコラボシングル」ではないかと思います。

スクスタコラボシングルなら何の矛盾も無いかなーっと。まぁこの新曲がどういう目的で作られたのかは分かりませんが、9周年記念であるのなら明るい歌なのかなと思います。ラブライブコンテンツのことを歌う概念的な曲になるんですかね、よく分かりませんが。

 

 

と、ここまでが現実的な考察でここからは個人的な妄想マシマシの解釈の話に入ります。それは

 

MOMENT RINGはファイナルライブまでのμ'sの“final Single”である」

 

というものです。まずはμ'sのファイナルライブについて、これは立ち位置的には「μ'sのこれまでの活動の集大成のライブ」であり、このライブを境にμ'sは活動休止期間に入りました。(スクフェスなどでは活動しています)

 

大切なのは「解散」ではないこと。解散は終わりですが、活動休止ということは次の活動があるということを示唆していると言えます。

ここら辺は新田恵海さんのファイナルライブにおける「また私たちはみんなの前に戻ってきたいと思ってる」という発言を拠り所にしています。この発言、ファイナルライブを本当に“ファイナル”だと捉えるなら矛盾していますよね。

 

つまり、μ'sの活動期は二つに分けられる。ラブライブ!の軌道を作った時期と、ラブライブ!を後押しする時期と。そう私は考えています。

 

よってMOMENT RINGは前者の時期のfinal Singleであり、後者の時期である現在・未来に発表される曲はfinal Singleの縛りを受けない。

 

これが私の解釈です。

 

 

 

 

 

とまぁここまであーだこーだ書いてきましたが、なんかもう

 

 

 

細かいことなんてどうでもいい、μ's新曲バンザーーイ!!!!!

 

っていう気持ちになりましたね。私自身新曲を待つというのは久しい感覚なので戸惑いも多いですが発売がとても楽しみです。

 

3.μ'sのこれからについて

 

今年、2019年はラブライブ!9周年イヤーとしてμ'sグッズの再展開・生放送など2年前は考えられないくらいのμ's再展開が行われました。

 

では、これはいつまで続くのか。

 

私は9周年イヤーが終わるまで、だと考えています。特に理由は無いです、直感というやつですね。だから私は2020年5月30日まで悔いのないように全力でμ'sを追いかけたいと思います。

 

ラブライブ!フェスも9周年を祝うお祭りなので、来年で終わりでしょうね。

 

 

さいごに

 

今日は本当に最高の日でした……。やっぱり私が好きなμ'sは変わらず存在していた。それを改めて実感しました。

 

μ's大好きです……。